【2026年最新版・成約事例】名古屋市中区錦3丁目の居酒屋を29日・450万円で居抜き売却!原状回復費160万円削減|家賃値上げ・食材費高騰による閉店から洋風居酒屋へ|居抜きの達人(運営:(株)愛知不動産売却センター)
名古屋市中区錦3丁目。ビル1階、15坪の和風居酒屋が、わずか29日で450万円の居抜き売却に成功しました。
今回ご紹介するのは、名古屋を代表する繁華街・錦3丁目で約4年間営業されていた和風居酒屋の成約事例です。
こちらの店舗は、決して立地が悪かったわけではありません。
錦3丁目という名古屋有数の飲食店街に位置し、ビル1階という視認性の高い条件。
周辺には人通りもあり、飲食店を経営するうえで魅力のある立地でした。
しかし、立地が良いからといって、必ずしも飲食店経営が成功するわけではありません。
今回の売主様が苦しんでいたのは、食材費や人件費の高騰、そして家賃の値上げでした。
さらに、売主様はお客様に喜んでいただくため、できるだけ低価格で料理やお酒を提供することにこだわっていました。
その経営方針は、お客様にとって大きな魅力だったと思います。
しかし、仕入価格や人件費が上昇しても販売価格を十分に見直せなければ、店舗の利益は圧迫されてしまいます。
そして、家賃の値上げがさらなる負担となり、売主様は営業を続けることが難しいと判断されました。
そこで、名古屋の店舗売却・飲食店売却・居抜き売却を専門に取り扱う**「居抜きの達人」**へご相談をいただきました。
今回の案件には、もう一つ大きな課題がありました。
それは、大家による新規入居者の審査が厳しかったことです。
居抜き売却は、買主が見つかれば必ず成立するわけではありません。
新しい借主が貸主の審査を通過し、賃貸借契約の条件が整う必要があります。
そのため、今回のように貸主の審査が厳しい物件では、買主探しだけでなく、入居条件の調整も重要になります。
それでも、最終的には洋風居酒屋の開業を希望する買主様との条件がまとまりました。
売却期間29日。
造作譲渡価格450万円。
原状回復費約160万円を削減。
和風居酒屋から洋風居酒屋へ。
4年間営業されてきた店舗を、次の経営者へ引き継ぐことができました。
売主様は経営面で大変お困りの状況でしたので、早期に売却が成立したことを非常に喜んでいただけました。
今回は、この成約事例をもとに、名古屋市中区錦3丁目の居抜き売却事情、飲食店の経営を圧迫するコスト上昇、家賃値上げへの対応、大家の入居審査、造作譲渡価格の考え方まで詳しく解説します。
第1章|今回の成約物件の概要
まずは、今回の居抜き売却事例をご紹介します。
項目
成約内容
所在地
名古屋市中区錦3丁目
売却前の業態
和風居酒屋
所在階
ビル1階
店舗面積
約15坪
営業期間
約4年間
売却理由
食材費・人件費の高騰、家賃値上げによる経営負担
経営上の課題
低価格重視の営業方針とコスト上昇
売却期間
29日
造作譲渡価格
450万円
原状回復費削減額
約160万円
買主
洋風居酒屋の開業希望者
業態変更
和風居酒屋 → 洋風居酒屋
契約上の課題
大家の新規入居審査が厳しい
※店舗名、ビル名、売主様・買主様を特定できる情報、具体的な賃貸条件については、プライバシー保護のため非公開としています。
今回の店舗は、錦3丁目のビル1階に位置する約15坪の和風居酒屋でした。
15坪という店舗規模は、大型の宴会店舗とは異なり、比較的コンパクトな飲食店を開業したい方にとって検討しやすい広さです。
もちろん、15坪という面積だけで出店需要が決まるわけではありません。
客席数、厨房の広さ、動線、家賃、内装設備などによって評価は異なります。
しかし、今回の店舗には、錦3丁目という立地とビル1階という魅力がありました。
経営上の事情によって閉店する店舗でも、不動産としての立地や既存の内装設備には価値が残っている場合があります。
今回の成約は、そのことを示す事例となりました。
第2章|名古屋市中区錦3丁目の1階店舗はなぜ魅力があるのか?
名古屋市中区錦3丁目は、名古屋を代表する繁華街の一つです。
居酒屋、焼肉店、寿司店、割烹、バー、ラウンジなど、さまざまな飲食店が集まっています。
昼間だけでなく、夕方から深夜にかけて飲食需要があるエリアとして知られています。
特に、仕事帰りの食事、会食、宴会、二次会など、さまざまな利用目的があります。
ただし、錦3丁目のすべての場所で同じような人通りがあるわけではありません。
大通りに面した店舗と、細い路地にある店舗では、視認性や客層が異なる場合があります。
また、同じビルでも1階と上層階では、店舗の見つけやすさが変わります。
今回の物件はビル1階でした。
さらに、周辺には人流もあり、立地そのものに大きな問題がある店舗ではありませんでした。
1階店舗のメリット
一般的に、ビル1階の店舗には次のような特徴があります。
① 通行人の目に入りやすい
店舗の入口や看板を認識してもらいやすくなります。
② 初めてのお客様が入りやすい
上層階の店舗と比較して、入口までの心理的なハードルが低い場合があります。
③ 店舗の存在を認知してもらいやすい
通行人に店舗の存在を知ってもらう機会があります。
④ 幅広い業態への転用を検討しやすい
建物の条件が合えば、居酒屋以外の飲食店も検討対象になります。
ただし、1階店舗であっても、家賃が高額であれば経営上の負担になります。
また、周辺に競合店が多い場合には、料理、価格、接客、サービスなどによる差別化が必要です。
錦3丁目の1階だから必ず繁盛するわけではありません。しかし、次の出店者にとって魅力的な条件になる可能性があります。
第3章|売却理由は売上不振だけではない!低価格へのこだわりが経営を圧迫
今回の売主様は、約4年間にわたり和風居酒屋を営業されていました。
立地は良く、人通りもありました。
しかし、経営を続ける中で大きな問題となったのが、コストの上昇です。
特に、食材費、人件費、家賃の負担が重くなっていました。
さらに、売主様は低価格で料理やお酒を提供することに強いこだわりを持っていました。
お客様にとって、価格が安いことは魅力です。
同じような料理やサービスであれば、少しでも安いお店を選びたいと考える方もいるでしょう。
しかし、飲食店経営では、安く提供することと、利益を確保することを両立させる必要があります。
低価格経営の難しさ
例えば、ある料理を800円で提供していたとします。
以前は食材費が240円だった場合、食材原価率は30%です。
しかし、食材費が320円まで上がると、販売価格を変えなければ原価率は40%になります。
項目
コスト上昇前
コスト上昇後
販売価格
800円
800円
食材費
240円
320円
食材原価率
30%
40%
食材費控除後
560円
480円
※上記は仕組みを説明するための仮定の計算例であり、今回の店舗の実際のメニュー価格や原価ではありません。
この場合、料理1品当たりの食材費控除後の金額は80円減少します。
さらに、人件費や家賃が上昇すれば、利益は一段と圧迫されます。
売上が大きく減っていなくても、利益が減少することは十分に考えられます。
今回の店舗も、低価格を重視する経営方針とコスト上昇の間で、苦しい状況になっていました。
お客様のために安く提供する。その気持ちが強いほど、価格改定に踏み切れないこともあります。
しかし、経営者自身が利益を確保できなければ、店舗を長く続けることは難しくなります。
第4章|食材費・人件費・家賃の上昇が飲食店経営に与える影響
飲食店経営では、売上だけを見ていても経営状況を正確に把握することはできません。
重要なのは、売上から必要な経費を差し引いた後に、どれだけ利益が残るかです。
特に、飲食店では食材費と人件費が大きな割合を占める場合があります。
そこに家賃、共益費、水道光熱費、広告費などが加わります。
例えば、月商300万円の飲食店を想定してみましょう。
食材費90万円、人件費90万円、家賃40万円、その他経費50万円であれば、残額は30万円です。
しかし、食材費が105万円、人件費が100万円、家賃が45万円に上昇すると、その他経費が同じでも残額は0円になります。
項目
上昇前
上昇後
月商
300万円
300万円
食材費
90万円
105万円
人件費
90万円
100万円
家賃
40万円
45万円
その他経費
50万円
50万円
差引残額
30万円
0円
※説明用の仮定の数値です。実際の利益計算には減価償却費、借入金利息、税金など、別途考慮すべき項目があります。
売上が同じ300万円でも、コストが上がるだけで経営状況は大きく変わります。
今回の錦3丁目の和風居酒屋でも、食材費や人件費の高騰に加えて、家賃の値上げが負担となっていました。
家賃の値上げは飲食店にとって大きな問題
飲食店の家賃は、売上に関係なく発生する固定費です。
売上が好調な月も、不調な月も、基本的には契約に従って支払う必要があります。
そのため、家賃が上がると、毎月の損益分岐点も上昇します。
もちろん、貸主から家賃の値上げを求められた場合、常にその金額を無条件で受け入れなければならないわけではありません。
契約内容や借地借家法上の取扱いによって、協議や法的な判断が必要になる場合もあります。
しかし、実際の店舗経営では、家賃交渉だけで問題が解決するとは限りません。
今回の売主様も、さまざまな経営上の負担を考えた結果、店舗売却を選択されました。
第5章|立地が良いのに閉店する飲食店は珍しくない
飲食店の閉店と聞くと、立地が悪い、料理がおいしくない、お客様が来ない、といった理由を想像される方もいるかもしれません。
しかし、今回のように、立地が良くても閉店する店舗はあります。
なぜなら、飲食店経営は、立地だけで決まるものではないからです。
例えば、駅前の好立地にある店舗でも、家賃が高額であれば、それに見合う売上が必要になります。
また、食材費が高騰しているにもかかわらず、販売価格を据え置いていれば、売上があっても利益が残りにくくなります。
さらに、人件費が上昇すれば、従業員を確保するための負担も増えます。
こうした問題が重なると、立地が良くても経営が難しくなる場合があります。
しかし、ここで重要なのは、店舗経営が難しくなったことと、店舗そのものの価値がなくなったことは別問題だということです。
今回の和風居酒屋は、売主様にとって経営継続が難しい店舗でした。
一方、次の買主様にとっては、洋風居酒屋を開業するための魅力的な出店候補となりました。
経営者が変われば、料理の内容、販売価格、仕入先、人員配置、営業時間、集客方法なども変わります。
同じ場所でも、経営方針によって事業の結果が異なる可能性があります。
だからこそ、閉店を検討している飲食店でも、居抜き売却の可能性を確認する価値があるのです。
第6章|今回の最大の課題は大家の厳しい入居審査
今回の店舗売却で、特に難しかったのが貸主の入居審査です。
錦3丁目という好立地。
ビル1階。
15坪という比較的使いやすい面積。
こうした条件があっても、買主を見つけるだけでは売却できません。
新しい借主について、大家の承諾が必要になる場合があるからです。
今回の物件では、貸主側の審査が厳しく、売却活動を進めるうえで大きな課題となりました。
買主が見つかっても契約できるとは限らない
例えば、造作譲渡価格450万円で購入したいという方が現れたとします。
しかし、貸主が新しい借主との契約を認めなければ、予定していた売却が成立しない場合があります。
また、保証会社への加入が必要な場合には、保証会社の審査も関係します。
そのため、居抜き売却では、次のような点が重要になります。
① 買主の事業内容
どのような飲食店を開業する予定なのか。
② 買主の資金計画
保証金や家賃、造作譲渡代金、開業費用を支払えるか。
③ 営業時間
建物のルールに適合しているか。
④ 営業業態
貸主が希望する業態を認めるか。
⑤ 保証会社の審査
必要な保証契約を締結できるか。
⑥ 新しい賃貸借条件
賃料、保証金、契約期間などについて合意できるか。
今回のように審査が厳しい物件では、単に購入希望者を増やすだけでなく、貸主の条件に合う買主を探すことが重要になります。
居抜き売却の成否は、造作譲渡価格だけでなく、新しい賃貸借契約を成立させられるかどうかにも左右されます。
第7章|なぜ洋風居酒屋の開業希望者へ売却できたのか?
今回、最終的に買主となったのは、洋風居酒屋の開業を希望されていた方でした。
売却前の店舗は和風居酒屋。
次の店舗は洋風居酒屋。
料理や内装の方向性は異なりますが、どちらも飲食店という共通点があります。
そのため、既存の厨房設備や給排水設備、客席などを活用できる可能性があります。
もちろん、今回の買主様がどの設備を実際に利用するかについては、個別の改装計画によります。
また、和風居酒屋から洋風居酒屋へ変更する場合には、厨房のレイアウトや必要な機器が異なる場合もあります。
それでも、飲食店として使用されていた店舗には、次の飲食店経営者にとって利用価値が残っている場合があります。
同じ居酒屋でも業態はさまざま
居酒屋と一口に言っても、さまざまな種類があります。
和風居酒屋。
洋風居酒屋。
大衆居酒屋。
創作居酒屋。
海鮮居酒屋。
焼き鳥居酒屋。
イタリアンバル。
スペインバル。
こうした業態では、客席や厨房の一部を共通して利用できる場合があります。
そのため、和風居酒屋を売却する際、買主を和風居酒屋の開業希望者だけに限定する必要はありません。
次の経営者が既存設備をどのように活用できるかを考えることで、売却の可能性が広がります。
今回の成約も、和風居酒屋から洋風居酒屋へ店舗を引き継ぐことができた事例となりました。
第8章|売却期間29日!早期成約が売主様にとって大きな意味を持った
今回の売却期間は29日でした。
約1か月での成約です。
飲食店の居抜き売却では、買主探しだけでなく、さまざまな手続きが必要になります。
店舗の募集。
購入希望者からの問い合わせ。
内覧。
造作譲渡価格の交渉。
貸主への入居申込み。
入居審査。
造作譲渡契約。
新しい賃貸借契約。
引渡し条件の調整。
こうした手続きを進める必要があります。
特に今回のように、大家の入居審査が厳しい物件では、買主が見つかっても成約まで進められるとは限りません。
それでも、29日という短期間で売却が成立しました。
売主様が早期売却を望んでいた理由
今回の売主様は、食材費、人件費、家賃の負担によって、経営面で大変苦しい状況にありました。
そのような状況で、売却活動が長期化すれば、家賃やその他の固定費がさらに負担になる可能性があります。
もちろん、売却期間が長くなれば必ず損失が増えるというわけではありません。
しかし、経営継続が難しい店舗では、時間も重要な要素になります。
今回、早期に売却が成立したことで、売主様には大変喜んでいただけました。
居抜きの達人としても、売主様が困っている状況で、無事に次の買主様へ店舗を引き継ぐことができたことをうれしく思っています。
居抜き売却は、単に高い金額で売ることだけが目的ではありません。
売主様の事情を理解し、できるだけ負担を減らしながら、次の経営者へ店舗をつなぐことも大切だと考えています。
第9章|15坪の居酒屋が450万円で売却!造作譲渡価格をどう考える?
今回の居抜き売却価格は450万円でした。
店舗面積は15坪です。
単純に坪数で割ると、次のようになります。
450万円 ÷ 15坪 = 30万円/坪
ただし、これは造作譲渡代金を店舗面積で割った参考値です。
名古屋市内の居酒屋の平均相場や、不動産の売買坪単価を示すものではありません。
居抜き売却では、立地、賃料、内装、厨房設備、買主の需要などによって価格が変わります。
例えば、同じ15坪でも、錦3丁目の1階店舗と、郊外のビル上階店舗では評価が異なる場合があります。
また、厨房設備が充実している店舗と、追加工事が多く必要な店舗でも、買主の評価は変わります。
今回の店舗には、錦3丁目という立地、ビル1階という条件、15坪という店舗規模などの特徴がありました。
これらを含めた条件で、最終的に450万円の売却が成立しました。
開業時の工事費がそのまま売却価格になるわけではない
飲食店の経営者の中には、開業時に1,000万円以上の内装工事費をかけた方もいらっしゃると思います。
しかし、居抜き売却では、過去の投資額がそのまま評価されるわけではありません。
買主が考えるのは、今からその店舗を利用する場合に、どれだけの価値があるかということです。
例えば、既存の厨房設備を利用できれば、開業費用を抑えられる可能性があります。
一方、全面的な改装が必要であれば、追加工事費が発生します。
そのため、造作譲渡価格は、設備の中古価格だけでなく、店舗全体の利用価値を踏まえて判断する必要があります。
居抜き売却では、売主が過去にいくら使ったかよりも、買主がこれからどれだけ活用できるかが重要です。
第10章|原状回復費160万円を削減!売却代金と合わせた経済効果
今回の店舗では、約160万円の原状回復費を削減できました。
飲食店を閉店する場合、賃貸借契約の内容によっては、内装や厨房設備などを撤去して返還する必要があります。
例えば、カウンター、客席、厨房機器、給排水設備、ダクト、照明などについて、撤去範囲を確認する必要があります。
しかし、居抜き売却が成立し、貸主との合意によって造作を残した状態で引き継げる場合には、原状回復費を削減できる可能性があります。
今回の成約では、約160万円の原状回復費を削減することができました。
さらに、450万円の造作譲渡代金を受け取ることができました。
スケルトン返却と居抜き売却の比較
項目
スケルトン返却の場合
今回の居抜き売却
造作譲渡代金
0円
+450万円
原状回復費
−160万円
0円
単純比較
−160万円
+450万円
経済的な差額:610万円
つまり、160万円を支払って原状回復する場合と比較すると、450万円で売却しながら原状回復費を削減できたことで、単純計算では610万円の差が生まれたことになります。
ただし、610万円がそのまま売主様の純利益になるわけではありません。
実際には、仲介費用、税金、リース残債、保証金精算、その他の契約条件などを考慮する必要があります。
それでも、経営が苦しい状況にあった売主様にとって、450万円で売却でき、さらに160万円の原状回復費を削減できたことは大きな意味がありました。
飲食店の閉店では、売却代金だけでなく、支払わずに済んだ原状回復費も重要な判断材料になります。
第11章|大家の審査が厳しい店舗でも居抜き売却できる?
今回の成約で特に重要だったのが、貸主の入居審査です。
飲食店の居抜き売却では、造作譲渡契約と賃貸借契約を分けて考える必要があります。
売主と買主が450万円で造作譲渡することに合意しても、買主が新しい賃貸借契約を締結できなければ、予定していた売却が成立しない場合があります。
そのため、貸主の審査が厳しい店舗では、事前の条件確認が重要です。
例えば、次のような事項です。
① 買主の業態は認められるか
和風居酒屋から洋風居酒屋へ変更する場合でも、営業内容によっては確認が必要です。
② 賃貸条件はどうなるか
既存の賃料や保証金が、新しい借主にもそのまま適用されるとは限りません。
③ 保証会社の加入は必要か
保証会社の審査が必要になる場合があります。
④ 営業時間に制限はあるか
深夜営業について、建物側のルールがある場合があります。
⑤ 厨房設備や排気設備に問題はないか
新しい業態に必要な設備が整っているか確認する必要があります。
⑥ 造作を残したまま引き継げるか
原状回復義務の取扱いについて、貸主との合意が重要になります。
このような条件を整理しながら進めることで、売却活動の途中で問題が発生するリスクを減らせます。
今回の案件でも、貸主の審査が厳しいという課題がありましたが、最終的に洋風居酒屋の開業希望者への売却が成立しました。
立地が良くても、大家の承諾が得られなければ売却は進みません。
だからこそ、居抜き売却には不動産賃貸借契約に関する知識と実務経験が重要になります。
第12章|名古屋で居酒屋を高く・早く売るための8つのポイント
今回の成約事例を踏まえ、名古屋で居酒屋の居抜き売却を検討する際に重要なポイントを整理します。
① 閉店を決める前に売却の可能性を確認する
飲食店を閉店する場合、最初から原状回復工事を進める必要はありません。
既存の内装や厨房設備を次の買主へ譲渡できる可能性があります。
② 解約通知の前に相談する
解約通知を出すと、退去期限が決まる場合があります。
売却活動に必要な時間を確保するためにも、早い段階で相談することが重要です。
③ 立地の価値を正しく評価する
錦3丁目のような繁華街では、立地そのものが買主の出店判断に影響します。
ただし、立地だけで高額売却が保証されるわけではありません。
④ 造作譲渡価格を適切に設定する
高すぎる募集価格では、買主が見つからない場合があります。
一方、必要以上に安く設定すると、売主にとって不利になる可能性があります。
⑤ 同じ業態以外の買主も検討する
今回のように、和風居酒屋から洋風居酒屋へ業態変更するケースもあります。
既存設備を活用できる買主を広く検討することが重要です。
⑥ 大家の入居審査を軽視しない
購入希望者が見つかっても、貸主の承諾が得られなければ売却できない場合があります。
買主の業態や資金計画、賃貸条件などを確認する必要があります。
⑦ 原状回復費を事前に把握する
居抜き売却が成立しなかった場合に、どの程度の費用が必要になるのか確認しておくことが重要です。
⑧ 売主の事情に合わせて売却活動を進める
売却価格を最優先するのか、売却期間を重視するのか。
経営状況や退去期限によって、適切な売却方針は異なります。
今回の売主様は経営面で大変お困りでした。
そのため、早期売却が成立したことには大きな意味がありました。
居抜き売却で大切なのは、単に高く売ることだけではなく、売主様の状況に合った売却方法を考えることです。
第13章|名古屋市中区錦3丁目の居酒屋売却に関するQ&A
Q1.錦3丁目の居酒屋は高く売れますか?
立地や賃貸条件、内装設備、買主の需要によっては、高額で売却できる可能性があります。
今回の15坪の和風居酒屋は450万円で売却が成立しました。
ただし、すべての店舗が同じ金額で売れるわけではありません。
Q2.ビル1階の居酒屋は売却に有利ですか?
一般的には、視認性や入店のしやすさなどの面で有利になる場合があります。
ただし、家賃や店舗の状態なども重要です。
Q3.赤字の居酒屋でも居抜き売却できますか?
可能性はあります。
居抜き売却では、現在の売上だけでなく、立地、設備、家賃、買主の出店需要などが評価されます。
Q4.家賃が値上がりした店舗でも売却できますか?
可能性はあります。
ただし、家賃は買主の事業計画に大きく影響します。
新しい賃貸借条件を確認することが重要です。
Q5.大家の審査が厳しくても売却できますか?
可能性はあります。
今回の店舗も、貸主の審査が厳しいという課題がありましたが、最終的に売却が成立しました。
ただし、審査通過を保証できるわけではありません。
Q6.和風居酒屋から洋風居酒屋へ変更できますか?
可能性はあります。
ただし、貸主の承諾、設備条件、営業に必要な許可などを確認する必要があります。
Q7.居抜き売却すれば原状回復費は必ず不要になりますか?
必ずしも不要になるわけではありません。
賃貸借契約や貸主との合意内容によって異なります。
Q8.居抜き売却には何日かかりますか?
店舗の条件や買主の需要によって異なります。
今回の店舗は29日で売却が成立しましたが、すべての店舗が同じ期間で売却できるわけではありません。
Q9.居酒屋の造作譲渡価格はどのように決まりますか?
立地、賃料、店舗面積、内装、厨房設備、買主の需要などを総合的に判断します。
最終的な価格は売主と買主の合意によって決まります。
Q10.閉店を決めていなくても相談できますか?
可能です。
むしろ、閉店を検討し始めた段階で相談することで、売却活動に必要な時間を確保しやすくなります。
第14章|売主様に喜んでいただけたことが何よりの成果
今回の成約事例で、居抜きの達人として特に印象に残っているのは、売主様が大変お困りだったことです。
約4年間、錦3丁目で和風居酒屋を営業されてきました。
立地は良く、人通りもある。
それでも、食材費や人件費の高騰、家賃の値上げによって、経営を続けることが難しくなっていました。
さらに、お客様に安く料理を提供したいという思いから、低価格での営業にこだわっていたことも、経営を圧迫する要因となっていました。
飲食店を経営することは、決して簡単ではありません。
お客様に喜んでもらいたい。
できるだけ安く、おいしい料理を提供したい。
常連のお客様に長く通っていただきたい。
そうした思いがあっても、経営を続けるためには利益を確保する必要があります。
今回の売主様も、さまざまな事情を考えたうえで、店舗売却を決断されました。
そのような状況で、さらに160万円の原状回復費を負担することになれば、経済的な負担は一層大きくなっていた可能性があります。
しかし、今回は29日で450万円の居抜き売却が成立しました。
さらに、約160万円の原状回復費も削減できました。
売主様に早期売却を喜んでいただけたことは、私たちにとっても大変うれしい結果でした。
居抜きの達人が大切にしているのは、単に店舗を売却することだけではありません。
閉店を決断された経営者の負担を、少しでも減らすこと。
これまで大切に営業されてきた店舗の価値を、次の経営者へつなぐこと。
そして、できる限り良い条件で売却できるよう尽力することです。
今回の店舗は、和風居酒屋から洋風居酒屋へと生まれ変わります。
経営者も、料理も、店舗のコンセプトも変わります。
しかし、4年間営業してきた店舗が、次の経営者の新しい挑戦につながることには、大きな意味があると考えています。
第15章|まとめ|錦3丁目の和風居酒屋を29日・450万円で居抜き売却!
今回ご紹介したのは、名古屋市中区錦3丁目にある和風居酒屋の居抜き売却事例でした。
店舗はビル1階。
面積は15坪。
営業期間は約4年間。
立地が良く、人通りもある店舗でした。
しかし、食材費や人件費の高騰、家賃の値上げ、低価格を重視した経営方針などによって、経営が苦しい状況になっていました。
売主様は、営業継続よりも店舗売却を選択されました。
今回の売却では、大家の入居審査が厳しいという課題もありました。
それでも、最終的には洋風居酒屋の開業を希望する買主様との条件がまとまり、居抜き売却が成立しました。
今回の成約実績
所在地:名古屋市中区錦3丁目
店舗:和風居酒屋・ビル1階・15坪
営業期間:約4年
居抜き売却価格:450万円
売却期間:29日
原状回復費削減額:約160万円
次の業態:洋風居酒屋
売却代金450万円に加えて、原状回復費160万円を削減できたことで、通常の原状回復を伴う退去と比較して、単純計算では610万円の経済的な差が生まれました。
もちろん、これは諸費用などを考慮する前の比較です。
それでも、経営面で苦しい状況にあった売主様にとって、大きな意味のある成約となりました。
今回の事例から分かるのは、飲食店の経営が難しくなったとしても、店舗そのものに価値が残っている場合があるということです。
錦3丁目のような繁華街では、立地や既存設備を活用して、新たに飲食店を開業したいと考える方がいる可能性があります。
そのため、閉店を決断したからといって、最初から原状回復工事を進める必要はありません。
まずは、居抜き売却という選択肢を検討することが重要です。
「名古屋市中区錦3丁目で居酒屋を売却したい」
「食材費や人件費の高騰で経営が苦しい」
「家賃が値上がりして閉店を考えている」
「大家の入居審査が厳しく、買主がなかなか決まらない」
「飲食店を少しでも高く、早く売却したい」
「原状回復費をできるだけ削減したい」
このようなお悩みがある方は、居抜きの達人へご相談ください。
名古屋市中区錦3丁目をはじめ、栄、伏見、丸の内、大須、金山、今池、名駅など、名古屋市内の飲食店売却・店舗売却・居抜き売却についてご相談を承っています。
私たちは、これまで店舗を大切に経営されてきた売主様の思いを大切にしながら、次の出店希望者とのご縁をつないでいきたいと考えています。
一円でも高く。少しでも早く。そして、売主様の負担を少しでも軽く。
それが、居抜きの達人が店舗売却に取り組む姿勢です。
今回の和風居酒屋も、次は洋風居酒屋として新たなスタートを迎えます。
新しい経営者のもとで、多くのお客様に愛される店舗となることを願っています。
今回ご紹介するのは、名古屋を代表する繁華街・錦3丁目で約4年間営業されていた和風居酒屋の成約事例です。
こちらの店舗は、決して立地が悪かったわけではありません。
錦3丁目という名古屋有数の飲食店街に位置し、ビル1階という視認性の高い条件。
周辺には人通りもあり、飲食店を経営するうえで魅力のある立地でした。
しかし、立地が良いからといって、必ずしも飲食店経営が成功するわけではありません。
今回の売主様が苦しんでいたのは、食材費や人件費の高騰、そして家賃の値上げでした。
さらに、売主様はお客様に喜んでいただくため、できるだけ低価格で料理やお酒を提供することにこだわっていました。
その経営方針は、お客様にとって大きな魅力だったと思います。
しかし、仕入価格や人件費が上昇しても販売価格を十分に見直せなければ、店舗の利益は圧迫されてしまいます。
そして、家賃の値上げがさらなる負担となり、売主様は営業を続けることが難しいと判断されました。
そこで、名古屋の店舗売却・飲食店売却・居抜き売却を専門に取り扱う**「居抜きの達人」**へご相談をいただきました。
今回の案件には、もう一つ大きな課題がありました。
それは、大家による新規入居者の審査が厳しかったことです。
居抜き売却は、買主が見つかれば必ず成立するわけではありません。
新しい借主が貸主の審査を通過し、賃貸借契約の条件が整う必要があります。
そのため、今回のように貸主の審査が厳しい物件では、買主探しだけでなく、入居条件の調整も重要になります。
それでも、最終的には洋風居酒屋の開業を希望する買主様との条件がまとまりました。
売却期間29日。
造作譲渡価格450万円。
原状回復費約160万円を削減。
和風居酒屋から洋風居酒屋へ。
4年間営業されてきた店舗を、次の経営者へ引き継ぐことができました。
売主様は経営面で大変お困りの状況でしたので、早期に売却が成立したことを非常に喜んでいただけました。
今回は、この成約事例をもとに、名古屋市中区錦3丁目の居抜き売却事情、飲食店の経営を圧迫するコスト上昇、家賃値上げへの対応、大家の入居審査、造作譲渡価格の考え方まで詳しく解説します。
第1章|今回の成約物件の概要
まずは、今回の居抜き売却事例をご紹介します。
項目
成約内容
所在地
名古屋市中区錦3丁目
売却前の業態
和風居酒屋
所在階
ビル1階
店舗面積
約15坪
営業期間
約4年間
売却理由
食材費・人件費の高騰、家賃値上げによる経営負担
経営上の課題
低価格重視の営業方針とコスト上昇
売却期間
29日
造作譲渡価格
450万円
原状回復費削減額
約160万円
買主
洋風居酒屋の開業希望者
業態変更
和風居酒屋 → 洋風居酒屋
契約上の課題
大家の新規入居審査が厳しい
※店舗名、ビル名、売主様・買主様を特定できる情報、具体的な賃貸条件については、プライバシー保護のため非公開としています。
今回の店舗は、錦3丁目のビル1階に位置する約15坪の和風居酒屋でした。
15坪という店舗規模は、大型の宴会店舗とは異なり、比較的コンパクトな飲食店を開業したい方にとって検討しやすい広さです。
もちろん、15坪という面積だけで出店需要が決まるわけではありません。
客席数、厨房の広さ、動線、家賃、内装設備などによって評価は異なります。
しかし、今回の店舗には、錦3丁目という立地とビル1階という魅力がありました。
経営上の事情によって閉店する店舗でも、不動産としての立地や既存の内装設備には価値が残っている場合があります。
今回の成約は、そのことを示す事例となりました。
第2章|名古屋市中区錦3丁目の1階店舗はなぜ魅力があるのか?
名古屋市中区錦3丁目は、名古屋を代表する繁華街の一つです。
居酒屋、焼肉店、寿司店、割烹、バー、ラウンジなど、さまざまな飲食店が集まっています。
昼間だけでなく、夕方から深夜にかけて飲食需要があるエリアとして知られています。
特に、仕事帰りの食事、会食、宴会、二次会など、さまざまな利用目的があります。
ただし、錦3丁目のすべての場所で同じような人通りがあるわけではありません。
大通りに面した店舗と、細い路地にある店舗では、視認性や客層が異なる場合があります。
また、同じビルでも1階と上層階では、店舗の見つけやすさが変わります。
今回の物件はビル1階でした。
さらに、周辺には人流もあり、立地そのものに大きな問題がある店舗ではありませんでした。
1階店舗のメリット
一般的に、ビル1階の店舗には次のような特徴があります。
① 通行人の目に入りやすい
店舗の入口や看板を認識してもらいやすくなります。
② 初めてのお客様が入りやすい
上層階の店舗と比較して、入口までの心理的なハードルが低い場合があります。
③ 店舗の存在を認知してもらいやすい
通行人に店舗の存在を知ってもらう機会があります。
④ 幅広い業態への転用を検討しやすい
建物の条件が合えば、居酒屋以外の飲食店も検討対象になります。
ただし、1階店舗であっても、家賃が高額であれば経営上の負担になります。
また、周辺に競合店が多い場合には、料理、価格、接客、サービスなどによる差別化が必要です。
錦3丁目の1階だから必ず繁盛するわけではありません。しかし、次の出店者にとって魅力的な条件になる可能性があります。
第3章|売却理由は売上不振だけではない!低価格へのこだわりが経営を圧迫
今回の売主様は、約4年間にわたり和風居酒屋を営業されていました。
立地は良く、人通りもありました。
しかし、経営を続ける中で大きな問題となったのが、コストの上昇です。
特に、食材費、人件費、家賃の負担が重くなっていました。
さらに、売主様は低価格で料理やお酒を提供することに強いこだわりを持っていました。
お客様にとって、価格が安いことは魅力です。
同じような料理やサービスであれば、少しでも安いお店を選びたいと考える方もいるでしょう。
しかし、飲食店経営では、安く提供することと、利益を確保することを両立させる必要があります。
低価格経営の難しさ
例えば、ある料理を800円で提供していたとします。
以前は食材費が240円だった場合、食材原価率は30%です。
しかし、食材費が320円まで上がると、販売価格を変えなければ原価率は40%になります。
項目
コスト上昇前
コスト上昇後
販売価格
800円
800円
食材費
240円
320円
食材原価率
30%
40%
食材費控除後
560円
480円
※上記は仕組みを説明するための仮定の計算例であり、今回の店舗の実際のメニュー価格や原価ではありません。
この場合、料理1品当たりの食材費控除後の金額は80円減少します。
さらに、人件費や家賃が上昇すれば、利益は一段と圧迫されます。
売上が大きく減っていなくても、利益が減少することは十分に考えられます。
今回の店舗も、低価格を重視する経営方針とコスト上昇の間で、苦しい状況になっていました。
お客様のために安く提供する。その気持ちが強いほど、価格改定に踏み切れないこともあります。
しかし、経営者自身が利益を確保できなければ、店舗を長く続けることは難しくなります。
第4章|食材費・人件費・家賃の上昇が飲食店経営に与える影響
飲食店経営では、売上だけを見ていても経営状況を正確に把握することはできません。
重要なのは、売上から必要な経費を差し引いた後に、どれだけ利益が残るかです。
特に、飲食店では食材費と人件費が大きな割合を占める場合があります。
そこに家賃、共益費、水道光熱費、広告費などが加わります。
例えば、月商300万円の飲食店を想定してみましょう。
食材費90万円、人件費90万円、家賃40万円、その他経費50万円であれば、残額は30万円です。
しかし、食材費が105万円、人件費が100万円、家賃が45万円に上昇すると、その他経費が同じでも残額は0円になります。
項目
上昇前
上昇後
月商
300万円
300万円
食材費
90万円
105万円
人件費
90万円
100万円
家賃
40万円
45万円
その他経費
50万円
50万円
差引残額
30万円
0円
※説明用の仮定の数値です。実際の利益計算には減価償却費、借入金利息、税金など、別途考慮すべき項目があります。
売上が同じ300万円でも、コストが上がるだけで経営状況は大きく変わります。
今回の錦3丁目の和風居酒屋でも、食材費や人件費の高騰に加えて、家賃の値上げが負担となっていました。
家賃の値上げは飲食店にとって大きな問題
飲食店の家賃は、売上に関係なく発生する固定費です。
売上が好調な月も、不調な月も、基本的には契約に従って支払う必要があります。
そのため、家賃が上がると、毎月の損益分岐点も上昇します。
もちろん、貸主から家賃の値上げを求められた場合、常にその金額を無条件で受け入れなければならないわけではありません。
契約内容や借地借家法上の取扱いによって、協議や法的な判断が必要になる場合もあります。
しかし、実際の店舗経営では、家賃交渉だけで問題が解決するとは限りません。
今回の売主様も、さまざまな経営上の負担を考えた結果、店舗売却を選択されました。
第5章|立地が良いのに閉店する飲食店は珍しくない
飲食店の閉店と聞くと、立地が悪い、料理がおいしくない、お客様が来ない、といった理由を想像される方もいるかもしれません。
しかし、今回のように、立地が良くても閉店する店舗はあります。
なぜなら、飲食店経営は、立地だけで決まるものではないからです。
例えば、駅前の好立地にある店舗でも、家賃が高額であれば、それに見合う売上が必要になります。
また、食材費が高騰しているにもかかわらず、販売価格を据え置いていれば、売上があっても利益が残りにくくなります。
さらに、人件費が上昇すれば、従業員を確保するための負担も増えます。
こうした問題が重なると、立地が良くても経営が難しくなる場合があります。
しかし、ここで重要なのは、店舗経営が難しくなったことと、店舗そのものの価値がなくなったことは別問題だということです。
今回の和風居酒屋は、売主様にとって経営継続が難しい店舗でした。
一方、次の買主様にとっては、洋風居酒屋を開業するための魅力的な出店候補となりました。
経営者が変われば、料理の内容、販売価格、仕入先、人員配置、営業時間、集客方法なども変わります。
同じ場所でも、経営方針によって事業の結果が異なる可能性があります。
だからこそ、閉店を検討している飲食店でも、居抜き売却の可能性を確認する価値があるのです。
第6章|今回の最大の課題は大家の厳しい入居審査
今回の店舗売却で、特に難しかったのが貸主の入居審査です。
錦3丁目という好立地。
ビル1階。
15坪という比較的使いやすい面積。
こうした条件があっても、買主を見つけるだけでは売却できません。
新しい借主について、大家の承諾が必要になる場合があるからです。
今回の物件では、貸主側の審査が厳しく、売却活動を進めるうえで大きな課題となりました。
買主が見つかっても契約できるとは限らない
例えば、造作譲渡価格450万円で購入したいという方が現れたとします。
しかし、貸主が新しい借主との契約を認めなければ、予定していた売却が成立しない場合があります。
また、保証会社への加入が必要な場合には、保証会社の審査も関係します。
そのため、居抜き売却では、次のような点が重要になります。
① 買主の事業内容
どのような飲食店を開業する予定なのか。
② 買主の資金計画
保証金や家賃、造作譲渡代金、開業費用を支払えるか。
③ 営業時間
建物のルールに適合しているか。
④ 営業業態
貸主が希望する業態を認めるか。
⑤ 保証会社の審査
必要な保証契約を締結できるか。
⑥ 新しい賃貸借条件
賃料、保証金、契約期間などについて合意できるか。
今回のように審査が厳しい物件では、単に購入希望者を増やすだけでなく、貸主の条件に合う買主を探すことが重要になります。
居抜き売却の成否は、造作譲渡価格だけでなく、新しい賃貸借契約を成立させられるかどうかにも左右されます。
第7章|なぜ洋風居酒屋の開業希望者へ売却できたのか?
今回、最終的に買主となったのは、洋風居酒屋の開業を希望されていた方でした。
売却前の店舗は和風居酒屋。
次の店舗は洋風居酒屋。
料理や内装の方向性は異なりますが、どちらも飲食店という共通点があります。
そのため、既存の厨房設備や給排水設備、客席などを活用できる可能性があります。
もちろん、今回の買主様がどの設備を実際に利用するかについては、個別の改装計画によります。
また、和風居酒屋から洋風居酒屋へ変更する場合には、厨房のレイアウトや必要な機器が異なる場合もあります。
それでも、飲食店として使用されていた店舗には、次の飲食店経営者にとって利用価値が残っている場合があります。
同じ居酒屋でも業態はさまざま
居酒屋と一口に言っても、さまざまな種類があります。
和風居酒屋。
洋風居酒屋。
大衆居酒屋。
創作居酒屋。
海鮮居酒屋。
焼き鳥居酒屋。
イタリアンバル。
スペインバル。
こうした業態では、客席や厨房の一部を共通して利用できる場合があります。
そのため、和風居酒屋を売却する際、買主を和風居酒屋の開業希望者だけに限定する必要はありません。
次の経営者が既存設備をどのように活用できるかを考えることで、売却の可能性が広がります。
今回の成約も、和風居酒屋から洋風居酒屋へ店舗を引き継ぐことができた事例となりました。
第8章|売却期間29日!早期成約が売主様にとって大きな意味を持った
今回の売却期間は29日でした。
約1か月での成約です。
飲食店の居抜き売却では、買主探しだけでなく、さまざまな手続きが必要になります。
店舗の募集。
購入希望者からの問い合わせ。
内覧。
造作譲渡価格の交渉。
貸主への入居申込み。
入居審査。
造作譲渡契約。
新しい賃貸借契約。
引渡し条件の調整。
こうした手続きを進める必要があります。
特に今回のように、大家の入居審査が厳しい物件では、買主が見つかっても成約まで進められるとは限りません。
それでも、29日という短期間で売却が成立しました。
売主様が早期売却を望んでいた理由
今回の売主様は、食材費、人件費、家賃の負担によって、経営面で大変苦しい状況にありました。
そのような状況で、売却活動が長期化すれば、家賃やその他の固定費がさらに負担になる可能性があります。
もちろん、売却期間が長くなれば必ず損失が増えるというわけではありません。
しかし、経営継続が難しい店舗では、時間も重要な要素になります。
今回、早期に売却が成立したことで、売主様には大変喜んでいただけました。
居抜きの達人としても、売主様が困っている状況で、無事に次の買主様へ店舗を引き継ぐことができたことをうれしく思っています。
居抜き売却は、単に高い金額で売ることだけが目的ではありません。
売主様の事情を理解し、できるだけ負担を減らしながら、次の経営者へ店舗をつなぐことも大切だと考えています。
第9章|15坪の居酒屋が450万円で売却!造作譲渡価格をどう考える?
今回の居抜き売却価格は450万円でした。
店舗面積は15坪です。
単純に坪数で割ると、次のようになります。
450万円 ÷ 15坪 = 30万円/坪
ただし、これは造作譲渡代金を店舗面積で割った参考値です。
名古屋市内の居酒屋の平均相場や、不動産の売買坪単価を示すものではありません。
居抜き売却では、立地、賃料、内装、厨房設備、買主の需要などによって価格が変わります。
例えば、同じ15坪でも、錦3丁目の1階店舗と、郊外のビル上階店舗では評価が異なる場合があります。
また、厨房設備が充実している店舗と、追加工事が多く必要な店舗でも、買主の評価は変わります。
今回の店舗には、錦3丁目という立地、ビル1階という条件、15坪という店舗規模などの特徴がありました。
これらを含めた条件で、最終的に450万円の売却が成立しました。
開業時の工事費がそのまま売却価格になるわけではない
飲食店の経営者の中には、開業時に1,000万円以上の内装工事費をかけた方もいらっしゃると思います。
しかし、居抜き売却では、過去の投資額がそのまま評価されるわけではありません。
買主が考えるのは、今からその店舗を利用する場合に、どれだけの価値があるかということです。
例えば、既存の厨房設備を利用できれば、開業費用を抑えられる可能性があります。
一方、全面的な改装が必要であれば、追加工事費が発生します。
そのため、造作譲渡価格は、設備の中古価格だけでなく、店舗全体の利用価値を踏まえて判断する必要があります。
居抜き売却では、売主が過去にいくら使ったかよりも、買主がこれからどれだけ活用できるかが重要です。
第10章|原状回復費160万円を削減!売却代金と合わせた経済効果
今回の店舗では、約160万円の原状回復費を削減できました。
飲食店を閉店する場合、賃貸借契約の内容によっては、内装や厨房設備などを撤去して返還する必要があります。
例えば、カウンター、客席、厨房機器、給排水設備、ダクト、照明などについて、撤去範囲を確認する必要があります。
しかし、居抜き売却が成立し、貸主との合意によって造作を残した状態で引き継げる場合には、原状回復費を削減できる可能性があります。
今回の成約では、約160万円の原状回復費を削減することができました。
さらに、450万円の造作譲渡代金を受け取ることができました。
スケルトン返却と居抜き売却の比較
項目
スケルトン返却の場合
今回の居抜き売却
造作譲渡代金
0円
+450万円
原状回復費
−160万円
0円
単純比較
−160万円
+450万円
経済的な差額:610万円
つまり、160万円を支払って原状回復する場合と比較すると、450万円で売却しながら原状回復費を削減できたことで、単純計算では610万円の差が生まれたことになります。
ただし、610万円がそのまま売主様の純利益になるわけではありません。
実際には、仲介費用、税金、リース残債、保証金精算、その他の契約条件などを考慮する必要があります。
それでも、経営が苦しい状況にあった売主様にとって、450万円で売却でき、さらに160万円の原状回復費を削減できたことは大きな意味がありました。
飲食店の閉店では、売却代金だけでなく、支払わずに済んだ原状回復費も重要な判断材料になります。
第11章|大家の審査が厳しい店舗でも居抜き売却できる?
今回の成約で特に重要だったのが、貸主の入居審査です。
飲食店の居抜き売却では、造作譲渡契約と賃貸借契約を分けて考える必要があります。
売主と買主が450万円で造作譲渡することに合意しても、買主が新しい賃貸借契約を締結できなければ、予定していた売却が成立しない場合があります。
そのため、貸主の審査が厳しい店舗では、事前の条件確認が重要です。
例えば、次のような事項です。
① 買主の業態は認められるか
和風居酒屋から洋風居酒屋へ変更する場合でも、営業内容によっては確認が必要です。
② 賃貸条件はどうなるか
既存の賃料や保証金が、新しい借主にもそのまま適用されるとは限りません。
③ 保証会社の加入は必要か
保証会社の審査が必要になる場合があります。
④ 営業時間に制限はあるか
深夜営業について、建物側のルールがある場合があります。
⑤ 厨房設備や排気設備に問題はないか
新しい業態に必要な設備が整っているか確認する必要があります。
⑥ 造作を残したまま引き継げるか
原状回復義務の取扱いについて、貸主との合意が重要になります。
このような条件を整理しながら進めることで、売却活動の途中で問題が発生するリスクを減らせます。
今回の案件でも、貸主の審査が厳しいという課題がありましたが、最終的に洋風居酒屋の開業希望者への売却が成立しました。
立地が良くても、大家の承諾が得られなければ売却は進みません。
だからこそ、居抜き売却には不動産賃貸借契約に関する知識と実務経験が重要になります。
第12章|名古屋で居酒屋を高く・早く売るための8つのポイント
今回の成約事例を踏まえ、名古屋で居酒屋の居抜き売却を検討する際に重要なポイントを整理します。
① 閉店を決める前に売却の可能性を確認する
飲食店を閉店する場合、最初から原状回復工事を進める必要はありません。
既存の内装や厨房設備を次の買主へ譲渡できる可能性があります。
② 解約通知の前に相談する
解約通知を出すと、退去期限が決まる場合があります。
売却活動に必要な時間を確保するためにも、早い段階で相談することが重要です。
③ 立地の価値を正しく評価する
錦3丁目のような繁華街では、立地そのものが買主の出店判断に影響します。
ただし、立地だけで高額売却が保証されるわけではありません。
④ 造作譲渡価格を適切に設定する
高すぎる募集価格では、買主が見つからない場合があります。
一方、必要以上に安く設定すると、売主にとって不利になる可能性があります。
⑤ 同じ業態以外の買主も検討する
今回のように、和風居酒屋から洋風居酒屋へ業態変更するケースもあります。
既存設備を活用できる買主を広く検討することが重要です。
⑥ 大家の入居審査を軽視しない
購入希望者が見つかっても、貸主の承諾が得られなければ売却できない場合があります。
買主の業態や資金計画、賃貸条件などを確認する必要があります。
⑦ 原状回復費を事前に把握する
居抜き売却が成立しなかった場合に、どの程度の費用が必要になるのか確認しておくことが重要です。
⑧ 売主の事情に合わせて売却活動を進める
売却価格を最優先するのか、売却期間を重視するのか。
経営状況や退去期限によって、適切な売却方針は異なります。
今回の売主様は経営面で大変お困りでした。
そのため、早期売却が成立したことには大きな意味がありました。
居抜き売却で大切なのは、単に高く売ることだけではなく、売主様の状況に合った売却方法を考えることです。
第13章|名古屋市中区錦3丁目の居酒屋売却に関するQ&A
Q1.錦3丁目の居酒屋は高く売れますか?
立地や賃貸条件、内装設備、買主の需要によっては、高額で売却できる可能性があります。
今回の15坪の和風居酒屋は450万円で売却が成立しました。
ただし、すべての店舗が同じ金額で売れるわけではありません。
Q2.ビル1階の居酒屋は売却に有利ですか?
一般的には、視認性や入店のしやすさなどの面で有利になる場合があります。
ただし、家賃や店舗の状態なども重要です。
Q3.赤字の居酒屋でも居抜き売却できますか?
可能性はあります。
居抜き売却では、現在の売上だけでなく、立地、設備、家賃、買主の出店需要などが評価されます。
Q4.家賃が値上がりした店舗でも売却できますか?
可能性はあります。
ただし、家賃は買主の事業計画に大きく影響します。
新しい賃貸借条件を確認することが重要です。
Q5.大家の審査が厳しくても売却できますか?
可能性はあります。
今回の店舗も、貸主の審査が厳しいという課題がありましたが、最終的に売却が成立しました。
ただし、審査通過を保証できるわけではありません。
Q6.和風居酒屋から洋風居酒屋へ変更できますか?
可能性はあります。
ただし、貸主の承諾、設備条件、営業に必要な許可などを確認する必要があります。
Q7.居抜き売却すれば原状回復費は必ず不要になりますか?
必ずしも不要になるわけではありません。
賃貸借契約や貸主との合意内容によって異なります。
Q8.居抜き売却には何日かかりますか?
店舗の条件や買主の需要によって異なります。
今回の店舗は29日で売却が成立しましたが、すべての店舗が同じ期間で売却できるわけではありません。
Q9.居酒屋の造作譲渡価格はどのように決まりますか?
立地、賃料、店舗面積、内装、厨房設備、買主の需要などを総合的に判断します。
最終的な価格は売主と買主の合意によって決まります。
Q10.閉店を決めていなくても相談できますか?
可能です。
むしろ、閉店を検討し始めた段階で相談することで、売却活動に必要な時間を確保しやすくなります。
第14章|売主様に喜んでいただけたことが何よりの成果
今回の成約事例で、居抜きの達人として特に印象に残っているのは、売主様が大変お困りだったことです。
約4年間、錦3丁目で和風居酒屋を営業されてきました。
立地は良く、人通りもある。
それでも、食材費や人件費の高騰、家賃の値上げによって、経営を続けることが難しくなっていました。
さらに、お客様に安く料理を提供したいという思いから、低価格での営業にこだわっていたことも、経営を圧迫する要因となっていました。
飲食店を経営することは、決して簡単ではありません。
お客様に喜んでもらいたい。
できるだけ安く、おいしい料理を提供したい。
常連のお客様に長く通っていただきたい。
そうした思いがあっても、経営を続けるためには利益を確保する必要があります。
今回の売主様も、さまざまな事情を考えたうえで、店舗売却を決断されました。
そのような状況で、さらに160万円の原状回復費を負担することになれば、経済的な負担は一層大きくなっていた可能性があります。
しかし、今回は29日で450万円の居抜き売却が成立しました。
さらに、約160万円の原状回復費も削減できました。
売主様に早期売却を喜んでいただけたことは、私たちにとっても大変うれしい結果でした。
居抜きの達人が大切にしているのは、単に店舗を売却することだけではありません。
閉店を決断された経営者の負担を、少しでも減らすこと。
これまで大切に営業されてきた店舗の価値を、次の経営者へつなぐこと。
そして、できる限り良い条件で売却できるよう尽力することです。
今回の店舗は、和風居酒屋から洋風居酒屋へと生まれ変わります。
経営者も、料理も、店舗のコンセプトも変わります。
しかし、4年間営業してきた店舗が、次の経営者の新しい挑戦につながることには、大きな意味があると考えています。
第15章|まとめ|錦3丁目の和風居酒屋を29日・450万円で居抜き売却!
今回ご紹介したのは、名古屋市中区錦3丁目にある和風居酒屋の居抜き売却事例でした。
店舗はビル1階。
面積は15坪。
営業期間は約4年間。
立地が良く、人通りもある店舗でした。
しかし、食材費や人件費の高騰、家賃の値上げ、低価格を重視した経営方針などによって、経営が苦しい状況になっていました。
売主様は、営業継続よりも店舗売却を選択されました。
今回の売却では、大家の入居審査が厳しいという課題もありました。
それでも、最終的には洋風居酒屋の開業を希望する買主様との条件がまとまり、居抜き売却が成立しました。
今回の成約実績
所在地:名古屋市中区錦3丁目
店舗:和風居酒屋・ビル1階・15坪
営業期間:約4年
居抜き売却価格:450万円
売却期間:29日
原状回復費削減額:約160万円
次の業態:洋風居酒屋
売却代金450万円に加えて、原状回復費160万円を削減できたことで、通常の原状回復を伴う退去と比較して、単純計算では610万円の経済的な差が生まれました。
もちろん、これは諸費用などを考慮する前の比較です。
それでも、経営面で苦しい状況にあった売主様にとって、大きな意味のある成約となりました。
今回の事例から分かるのは、飲食店の経営が難しくなったとしても、店舗そのものに価値が残っている場合があるということです。
錦3丁目のような繁華街では、立地や既存設備を活用して、新たに飲食店を開業したいと考える方がいる可能性があります。
そのため、閉店を決断したからといって、最初から原状回復工事を進める必要はありません。
まずは、居抜き売却という選択肢を検討することが重要です。
「名古屋市中区錦3丁目で居酒屋を売却したい」
「食材費や人件費の高騰で経営が苦しい」
「家賃が値上がりして閉店を考えている」
「大家の入居審査が厳しく、買主がなかなか決まらない」
「飲食店を少しでも高く、早く売却したい」
「原状回復費をできるだけ削減したい」
このようなお悩みがある方は、居抜きの達人へご相談ください。
名古屋市中区錦3丁目をはじめ、栄、伏見、丸の内、大須、金山、今池、名駅など、名古屋市内の飲食店売却・店舗売却・居抜き売却についてご相談を承っています。
私たちは、これまで店舗を大切に経営されてきた売主様の思いを大切にしながら、次の出店希望者とのご縁をつないでいきたいと考えています。
一円でも高く。少しでも早く。そして、売主様の負担を少しでも軽く。
それが、居抜きの達人が店舗売却に取り組む姿勢です。
今回の和風居酒屋も、次は洋風居酒屋として新たなスタートを迎えます。
新しい経営者のもとで、多くのお客様に愛される店舗となることを願っています。
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